不動産売却の基礎知識
- ホーム
- 投稿記事
- 不動産売却の基礎知識
- 【境界トラブルを防ぐ】
土地を売る前に測量が必要な理由
【境界トラブルを防ぐ】
土地を売る前に測量が必要な理由

土地を売却する際、「測量って本当に必要なの?」と思う方も多いのではないでしょうか。
実はこの“ひと手間”を省くと、売却後に思わぬトラブルや契約の遅れにつながることがあります。
特に、鹿児島市や姶良市などの古い住宅地では、登記簿上の面積と実際の土地の広さが異なるケースも少なくありません。
今回は、境界トラブルを防ぐために「なぜ測量が必要なのか」「費用や手続きの流れ」について詳しく解説します。
1. なぜ土地売却前に測量が必要なのか
土地を売るとき、買主は「どこからどこまでが自分の土地か」を明確に知りたいと考えます。
しかし、古い登記のままの土地では境界が不明確な場合が多く、売買契約に進めないことがあります。
たとえば、
- 隣のブロック塀やフェンスが実は他人の敷地に立っていた
- 登記簿上の面積と実測面積にズレがある
- 境界杭(きょうかいくい)が紛失している
こうしたケースでは、後から境界トラブルに発展するリスクが高くなります。
そのため、不動産会社でも「境界が確定している土地」を優先的に紹介・販売することが一般的です。
売主にとっても、測量をしておくことで安心して売却できる環境を整えることができます。
2. 境界トラブルの実例
① フェンスが越境していたケース
鹿児島市内の住宅地で、古い境界杭が見当たらず、売却時に測量したところ、隣家のフェンスが10cmほど自分の土地に越境していた事例がありました。
わずかなズレでも、境界確定書を作るためには双方の立ち会いと同意が必要になります。
測量を後回しにしたため、売却までに数ヶ月かかったというケースです。
② 面積の誤差で売買価格が変わったケース
姶良市の住宅地では、登記面積150㎡の土地を実測した結果、実際は140㎡しかないことが発覚。
この10㎡の差が原因で、査定額が数十万円下がることになりました。
買主とのトラブルを避けるためにも、売却前の正確な測量は欠かせません。
3. 測量の種類と目的
測量と一口に言っても、実は大きく分けて2種類あります。
| 測量の種類 | 内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 現況測量 | 現在の土地の形状や面積を測る | 売却前の参考資料として利用 |
| 確定測量 | 隣地所有者立会いのもと境界を正式に確定 | 売買契約・登記変更に使用 |
不動産売却を目的とする場合、確定測量を行うのが一般的です。
現況測量だけでは、後に買主が登記できないなどの問題が発生することがあります。
4. 鹿児島での測量費用の目安
測量費用は、土地の広さや隣地数、地形によって異なります。
一般的な目安は以下の通りです。
| 土地の種類 | 面積の目安 | 測量費用の相場(鹿児島) |
|---|---|---|
| 住宅地(50坪前後) | ~150㎡ | 約30〜60万円 |
| 農地や山林などの広い土地 | 200㎡以上 | 約60〜120万円 |
| 不整形地・隣地が多い場合 | 境界確認に時間を要する | 100万円以上になる場合も |
※あくまで目安です。
地元の測量士事務所や不動産会社に見積もりを取ることをおすすめします。
5. 測量の流れと期間
(1)測量士へ依頼
まずは地元の測量士に依頼します。
鹿児島市・霧島市・日置市などでは、地域の地形データや過去の地積測量図を持っている測量士も多く、スムーズな対応が可能です。
(2)資料調査・現地調査
法務局や役所で登記情報を確認し、現地で測量を実施します。
(3)隣地所有者との立会い
最も重要な工程です。
測量士が立ち会いを求め、隣地の方と一緒に境界杭の位置を確認します。
(4)境界確定書の作成
立会いが完了すると、正式な「境界確定書」を作成します。
この書類があることで、買主も安心して取引できるようになります。
6. 測量をしないまま売却するとどうなる?
測量を省略して売却を進めると、以下のようなリスクが考えられます。
- 売却後に「越境していた」と指摘される
- 登記面積と違うことが判明し、契約解除になる
- 境界トラブルで隣人関係が悪化
- 買主からの信頼を失い、売却価格が下がる
特に、相続したまま放置された土地は古い登記のままであることが多く、測量をしていないと後々トラブルになりやすいです。
7. 境界トラブルを防ぐためのポイント
-
売却前に確定測量を済ませる
→ 早い段階で境界を明確にしておくことで、売却活動がスムーズになります。
-
隣地の方とのコミュニケーションを大切にする
→ 立会いはお互いの信頼関係が重要。挨拶や説明を丁寧に行いましょう。
-
地元の測量士・不動産会社に相談する
→ 鹿児島の地形や過去の地図データに詳しい専門家を選ぶと安心です。
8. 測量済み土地は“売れやすい”
買主にとって、境界が確定している土地は安心して購入できる資産です。
不動産会社でも、確定測量済みの土地は査定時に「プラス評価」されやすく、売却スピードが上がる傾向があります。
逆に、未測量のままでは「後でトラブルになるかも」と敬遠され、価格交渉で不利になることも。
多少の費用はかかっても、結果的に測量しておく方が高く・早く売れることが多いです。
9. まとめ:安心して売るための第一歩は“境界の明確化”
土地の売却では、価格や立地も大切ですが、最も基本となるのが「境界が明確であること」です。
境界をあいまいにしたまま進めてしまうと、後からトラブルが起き、時間も費用も無駄にしてしまう可能性があります。
鹿児島市・姶良市・霧島市など、古い住宅地が多いエリアでは特に注意が必要です。
安心して取引を進めるためにも、売却を検討し始めたらまずは地元の測量士や不動産会社に相談してみましょう。
鹿児島市で不動産売却のご相談なら「なかざわ不動産」へ
鹿児島市や周辺エリアで不動産売却をご検討中の方は、地域密着のなかざわ不動産にお任せください。
「家や土地を売るには何から始めたらいい?」
「相場を知りたいけれど、しつこい営業はされたくない…」
そんなお悩みを、経験豊富なスタッフが親身にサポートいたします。
お問い合わせは電話・メール・ホームページからいつでも受付中。
まずはお気軽に、「いくらで売れるのか?」無料査定からスタートしてみませんか?
監修者情報

-
店長
叶 大介
